オンラインセミナー

2025/6/18開催:オンラインセミナー「建物の低エネルギー・低資源需要の未来 : 課題と可能性」

イベント概要

科学技術振興機構(JST)低炭素社会実現のための社会シナリオ研究事業のオンラインセミナーシリーズのご案内です。

オーストリアIIASA(国際応用システム分析研究所)のエネルギー・気候・環境(ECE)プログラムに所属するアレッシオ・マストルッチ氏を迎え、建物におけるエネルギーと資源使用の低減を通じた脱炭素化と福祉向上の可能性ついて考察します。 建物は人間の活動と福祉を支える上で不可欠な存在である一方で、エネルギーや資源の消費を通じて、温室効果ガス(GHG)排出の大きな要因ともなっています。気候変動対策と持続可能な開発目標を達成するためには、建物が提供するサービスを強化しながら、エネルギー使用と環境への影響を低減することが急務です。 このプレゼンテーションでは、建物における低エネルギーおよび低資源需要を実現するための主要な課題と機会について議論した後、IIASA(国際応用システム分析研究所)における最新のシナリオ研究を紹介します。この研究では、需要側の積極的な戦略によって建物分野を脱炭素化し、世界中で福祉の向上を図る可能性を探っています。

モデレーターは東京大学未来ビジョン研究センターの杉山昌広教授が務めます。

日時2025年6月18日(水) 15:00~16:00(日本時間)
開催形式Zoom/参加無料 オンライン参加300名 (定員になり次第、受付を終了します)
言語英語(通訳なし)
事前申込

申込受付終了しました   

※主催元であるJST-低炭素社会実現のための社会シナリオ研究事業および東京大学未来ビジョン研究センター持続可能な未来のための日本モデル相互比較プラットフォーム(JMIP)研究ユニットは、本イベントの情報を提供するため、お申込みの皆様の個人情報を収集させていただきますが、この情報は主催元以外のいかなる第三者にも開示いたしません。
対象低炭素社会(カーボンニュートラル社会)や地球温暖化緩和策に関心のある社会人 (ある程度の予備知識のある研究者、企業、行政関係者)
主催JST-低炭素社会実現のための社会シナリオ研究事業 「カーボンニュートラル移行の加速に向けた総合知に基づく社会シナリオ」 東京大学未来ビジョン研究センター 持続可能な未来のための日本モデル相互比較プラットフォーム(JMIP)研究ユニット

Dr. Alessio Mastrucciの紹介

アレッシオ・マストルッチ氏は、オーストリア・ラクゼンブルクにあるIIASA(国際応用システム分析研究所)のエネルギー・気候・環境(ECE)プログラムに所属する上級研究員です。建物分野におけるエネルギーおよび資源需要のモデリング、気候変動の緩和と適応のためのシナリオ開発、エネルギーと人間開発の関係性などを研究テーマとしています。EDITSプロジェクトの建物分野作業部会の共同リーダーを務めるほか、複数の国際プロジェクトにも参加しています。イタリアのマルケ工科大学(Università Politecnica delle Marche)で建築・構造分野の博士号および建築工学・建築の修士号を取得。

JST社会シナリオプロジェクトと本ウェビナーシリーズの紹介

JST社会シナリオ研究プロジェクトは、わが国の経済・社会の持続的発展を伴う、科学技術を基盤としたカーボンニュートラル社会の実現に貢献するため、望ましい社会の姿を描き、その実現に至る道筋や選択肢、戦略を示す社会シナリオ研究を推進することを目的としています。本プロジェクトでは、「カーボンニュートラル移行の加速に向けた総合知に基づく社会シナリオ」研究に取り組んでいます。脱炭素技術の技術的・コスト的展望に関する定量的な解析、社会への導入のシナリオの検討とともに、カーボンニュートラル社会の実現を加速する新技術創出に資する研究開発から、成果の普及、社会への実装までを見据えた戦略策定や社会システム設計のための研究を行っています。
シナリオの専門家とのセミナーシリーズは、この研究プロジェクトの一環であり、カーボンニュートラル社会への移行を加速するための知識と戦略の情報交換の促進とコミュニティ形成を企図しています。

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