【本セミナーは終了しました。ご視聴いただきありがとうございました。】
イベント概要
科学技術振興機構(JST)低炭素社会実現のための社会シナリオ研究事業のセミナーシリーズのご案内です。
オーストリア IIASAエネルギー・気候・環境(ECE)プログラムの「制度・社会変革ソリューション(TISS)研究グループ」に所属するカロライン・ツィム氏を迎え、シナリオ研究と正義/公平性の共通点について考察します。
気候シナリオが政策決定にますます活用される中で、分配的正義、手続的正義、承認的正義など、多様な正義の観点を反映させることの重要性が高まっています。
本ウェビナーでは、関連する概念や用語、さらにシナリオ開発プロセスの各段階に公正性の観点を組み込むための実践的な手法やアプローチを取り上げます。また、Justice Model Intercomparison Project(JustMIP)の事例を含む最新の研究動向を紹介し、研究者がどのように多様な正義概念を操作化しているのかを示すとともに、その限界や今後の研究課題についても議論します。
モデレーターは東京大学未来ビジョン研究センターのマヌエラ・ハルトヴィッヒ特任研究員が務めます。
| 日時 | 2025年12月19日(金) 17:00~18:00(日本時間) |
| 開催形式 | Zoom/参加無料 オンライン参加300名 (定員になり次第、受付を終了します) |
| 言語 | 英語のみ(同時通訳なし) |
| 事前申込 | |
| 対象 | 低炭素社会(カーボンニュートラル社会)や地球温暖化緩和策に関心のある社会人 (ある程度の予備知識のある研究者、企業、行政関係者) |
| 主催 | JST-低炭素社会実現のための社会シナリオ研究事業 「カーボンニュートラル移行の加速に向けた総合知に基づく社会シナリオ」 東京大学未来ビジョン研究センター 持続可能な未来のための日本モデル相互比較プラットフォーム( |
Dr. Caroline Zimm氏の紹介
カロライン・ツィム氏は、IIASAエネルギー・気候・環境(ECE)プログラムの「制度・社会変革ソリューション(TISS)研究グループ」と、人口・公正社会(POPJUS)プログラムの「衡平性と正義(EQU)研究グループ」に共同所属するリサーチ・スカラーです。
現在、Global Commons AllianceのEarth Commissionによる国際共同研究プロジェクトに従事するとともに、IIASAの戦略イニシアティブ「Just Transitions to Net-zero Carbon Emissions for All (JustTrans4ALL)」を主導しています。彼女の研究関心は、持続可能な開発に向けた技術・政策の普及、国際間の不平等、人類が安定した地球システムのもとで歩むべき変革的な発展経路に関わる諸課題に及んでいます。
2014年にIIASAに着任する以前は、開発協力の分野で勤務し、農村エネルギー供給、エネルギーアクセス、気候変動に関するコンサルティング業務に携わりました。これまで、国際連合工業開発機関(UNIDO)、民間コンサルティング企業、ドイツ国際協力公社(GIZ)に勤務し、カンボジアおよびインドを拠点として活動した経験を有しています。
ツィム氏は、ウィーン工科大学(エネルギー経済学グループ)にて博士号を取得し、電気自動車普及の初期段階に関する研究を行っています。
JST社会シナリオプロジェクトと本ウェビナーシリーズの紹介
JST社会シナリオ研究プロジェクトは、わが国の経済・社会の持続的発展を伴う、科学技術を基盤としたカーボンニュートラル社会の実現に貢献するため、望ましい社会の姿を描き、その実現に至る道筋や選択肢、戦略を示す社会シナリオ研究を推進することを目的としています。本プロジェクトでは、「カーボンニュートラル移行の加速に向けた総合知に基づく社会シナリオ」研究に取り組んでいます。脱炭素技術の技術的・コスト的展望に関する定量的な解析、社会への導入のシナリオの検討とともに、カーボンニュートラル社会の実現を加速する新技術創出に資する研究開発から、成果の普及、社会への実装までを見据えた戦略策定や社会システム設計のための研究を行っています。
シナリオの専門家とのセミナーシリーズは、この研究プロジェクトの一環であり、カーボンニュートラル社会への移行を加速するための知識と戦略の情報交換の促進とコミュニティ形成を企図しています。